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読書日記 -徒然なるままに-

桜庭一樹さんの下の本を読みました。
桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。
(2007/08)
桜庭 一樹

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本関連の感想は閉じておきます。
この本は桜庭一樹さんの読書日記という感じの本です。

桜庭一樹読書日記では、とにかく
本がたくさん出てくる本なのです!!

桜庭一樹さん本の虫という言葉がとても似合う人です。氏の日常をwikiから転載させてもらうと

創作活動は午前中に終わらせ午後は専ら書店まわりと読書に費やし、1日1冊以上年間400冊のペースで本を読んでいる。

うわー同じ本好きとしてもレベルが違う(^^; ほんとすごいですわ・・・尊敬に値しますね。
それにいろんな幅広いジャンルの本を紹介されていて、世の中にはこんなにおもしろい本があるのかと、私も負けずに本を読まなければー!!という気持ちになりました。
桜庭さんはほんとに本が好きなんだと実感。だからこそ、本人もおもしろい小説を書けるのだと納得。

それにいろんな著者が紹介されているけど、私のお気に入りの小説家も何人か登場していてなんだかとっても嬉しい気分です♪
そして、今までに出会ったことのない本でおもしろそうな本を読書メーターの読みたい本にがしがし登録していきました。


ここでいきなりですが本に載っていたの詩で気に入ったものをひとつ紹介させてください。

 わたしが一番きれいだったとき 
                
茨木 のり子

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達がたくさん死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差しだけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり
卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのようにね


茨木のりこさんが二十歳のときに日本は終戦を迎え、そのときのことを詩として書いたものです。
私はあまり詩というものは読んだことがありません。ですけど、詩という短い文のなかに鮮明にその情景が浮かんできて、胸に響きつい何度も読み返してしまったことに自分でも驚きました。特に

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり
卑屈な町をのし歩いた

ここらへんのフレーズが特に気に入りました。なんかこうして読むと日本語って美しい なんて思ってしまいました。
最近の作家さんばかりに目がいきがちだけで、こんなに素晴らしい詩が載っている本を知らず知らずのうちに通り過ぎていると考えるとたまらない気持ちになります。こういった本がまだたくさん埋もれていると考えると恐ろしい・・・。茨木のり子さん・・・全くノーチェックでした文庫で手軽に読める詩集を一冊買ってみようかな?

こういう新たな本に出会えるきっかけになったので本の紹介屋である桜庭さんには感謝感謝!


小説家の日記といえば、どこまでが本当でどこからが空想なのか、わからなくなってしまう乙一さんの日常を描いた「小生物語」もオススメです。
小生物語小生物語
(2004/07)
乙一

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